鼻を高くしたい(隆鼻術)

鼻を高くしたい(隆鼻術)

◆隆鼻術 ヒアルロン酸注入 ¥9,800~¥19,800

鼻を高くしたい(隆鼻術)

鼻を高くしたい、こんなご希望をお持ちの方は意外に多いものです。鼻が低いといわれる方は生まれつきの方が多いのですが、ボクシングなどの顔に激しく接触するスポーツでも低い鼻になる方もいます。鼻を高くすると言っても「鼻筋を通して高くする」「鼻軟骨が砕けてしまって鼻が低い」など様々な状況がありますので、それに合わせるようにいくつか鼻を高くする物質があります。それぞれ物質によって治療の仕方が微妙に変わりますが、同じ部分も多いので共通した部分を説明いたします。(各項目で変わるところは追加で説明いたします) 最初に、鼻の穴と鼻柱(鼻の中央にある皮膚の所です)の間にある部分を4㎜ほど切開し、切開した部分から特殊な器具を通して、骨膜を鼻骨からはがします。その間にプロテーゼ・耳骨軟骨・筋膜・腸骨など(詳しくは下記の説明をご覧ください)の物質を挿入し縫合いたします。骨と骨膜の間に入れるので、物質が固定され“鼻が動く”心配がありません。また、鼻の内側より全ての治療を行いますので、傷跡が目立つことはありません。治療時間は鼻に入れるものによってかなり差があり15分~60分ぐらいになります。

◆プロテーゼ ¥198,000

最もポピュラーな物質であり、人体に全く無害で長期間体内あっても溶け出す心配は全くない物質です。一口にプロテーゼと言っても、医療器メーカーが生産している既製品のものと、それぞれのドクターが作られるものと、大きく分けて2つの種類があります。 既製品は、美容外科治療が盛んな欧米のメーカーが生産している場合が多く、もともと顔の彫りの深い欧米人を対象に作られています。そのために、プロテーゼが高く(鼻の高い人がさらに高くするので)作られていて、顔の彫りの深くない黄色人種にはあまり向いていません。また、皮膚が強い欧米人用ですのでプロテーゼが固めで、肌が弱い方の多い黄色人種では、鼻筋の皮膚などに大きい負担がかかります。つまり、鼻を高くするためにプロテーゼを入れるわけですから、そのプロテーゼの大きさ分だけ、鼻の皮膚を皮下から余分に持ち上げている状態になります。そうなりますと、プロテーゼが入っているところは他の部分より、皮膚がピンと張っている状態になり、鼻が突っ張っている感触があります。また、負担が大きいと、長期間鼻にプロテーゼが挿入されていることで、鼻筋の皮膚などが徐々に薄くなり、まれにプロテーゼが鼻の皮膚を突き破って飛び出してしまうことがあります。さらに、欧米人に合わせているため、幅が広くなんとなく鼻の上に何か乗っているように見えます。

◆耳骨軟骨

プロテーゼが無い時代に主流に行われていた方法になります。左右の耳にある耳骨軟骨という部分(耳に触れた時に少し硬い部分があります)から、バランス・傷跡等を考慮して耳の裏側より切開し、必要量だけ耳骨軟骨を切り取ります(後にこの部分は再生しますので耳が不恰好になることはありません)切り出した耳骨軟骨を鼻筋の部分にうまく入れられるように、大きさ・厚さ等を勘案しながらさらに数片に切り分け、それを束にして整形していきます。そうしてできた耳骨軟骨を鼻に挿入します。ただ、こうして作られた耳骨軟骨は、もともと本人の体から取り出したもののため人体に吸収されることがあります。また、変形してゆがんでくることもありますので、現在では行われることが非常に少なくなっております。耳骨軟骨を使用した隆鼻術は60分ほどで終了いたします。