脂肪は色々な部位に付いてきます。太ももやお尻、二の腕などあげだしたらキリがありません。脂肪といっても大きく分けると2種類の脂肪に分けることができます。
脂肪は色々な部位についており太ももやお尻、二の腕、お腹などあらゆる箇所にあります。人が生命維持していく為に重要なエネルギー源の一種です。脂肪は体中に大量に蓄える事が出来、体のエネルギー源が不足状態になった時、炭水化物やタンパク質の2倍のエネルギーの威力を発揮します。逆に言えばエネルギー源が不足していないのに食事などを過剰摂取した場合、脂肪細胞の中に蓄えられます。脂肪は内臓脂肪と皮下脂肪が存在し内臓脂肪は男性に多く、筋肉の内側と腹腔内に蓄積される脂肪で内臓脂肪型肥満=つきやすく落としやすい脂肪になります。後者の皮下脂肪は女性に多く筋肉の外側と皮膚の間に蓄積される脂肪で皮下脂肪型肥満=つきにくく落としにくい脂肪になります。また、皮下脂肪は浅層・中間層・深層の3層に分かれていて浅部皮下脂肪は細い血管や神経があり深部皮下脂肪はダイエットにも全く反応しない脂肪層になります。
脂肪の蓄積・分解などが行われる細胞の事を言い、エネルギーを中性脂肪として蓄えられる「白色脂肪細胞」と、成人になると首の後ろ、心臓の周囲、肝臓など特定の部分にしかなく脂肪細胞の1%しかない「褐色脂肪細胞」があります。一般的に脂肪細胞と言われている細胞が白色脂肪細胞になります。この脂肪細胞が増加したり、脂肪が蓄積される事で脂肪細胞が肥大し肥満につながります。脂肪細胞が増える時期は決まっていて、胎児期(妊娠末期)・乳児期(生後1年間)思春期と言われ、第3期の思春期を越すと脂肪細胞は増加しません。この脂肪細胞が増えやすい時期の過剰摂取は脂肪細胞の分裂を活発にし増殖型肥満といい、第3期の思春期以降の過剰摂取は脂肪が蓄積され脂肪細胞が肥大する肥大型肥満と言います。よって、増殖型肥満の場合は、思春期以降の過剰摂取により、脂肪細胞の数も多く、一つ一つの脂肪細胞が大きい混合型の肥満となるのです。
食事制限や運動などのダイエットでは、この脂肪細胞が小さくなる事により痩身につながりますが継続しなければ脂肪はエネルギーを蓄えようとして脂肪細胞は膨らみます。これがリバウンドです。エステで痩身効果が得られる理由は皮膚のすぐ下、浅層の皮下脂肪が小さくなる事です。前項でも記述した様に浅層の皮下脂肪は血管・リンパがあり流れを良くする事で脂肪を燃焼させ痩身につながります。
確実・効果をしっかり出す痩身は脂肪細胞の数を減らす事になるのです。
特殊な器具(吸引管)を使って気になる部分の脂肪を除去し美しいボディライン(ヒップライン・レッグラインなど)を作る事で体重を減らす為の治療ではありません。肥満の原因になる脂肪細胞自体の数を除去する為、リバウンドしない部分的なサイズダウンが可能で確実に結果を出せる痩身術になります。また、他院の脂肪吸引修正も行っています。度々、耳にするのが痛みに耐えられずある程度の脂肪を吸引して手術を終えてしまい満足した効果を得られなかったという事です。脂肪吸引の範囲・脂肪量によっても異なりますが当院では基本的に恐くない様、痛くない様、苦痛を軽減する為に、麻酔科医による全身麻酔をお勧めしています。
お腹・お尻・腕など様々な部分につく余分な脂肪。女性の場合この脂肪が、皮膚の下の皮下脂肪と呼ばれる部分につきやすい体質なのです。一方男性の場合は、内臓の周りの内臓脂肪と呼ばれる部分に脂肪がつきやすい体質になっています。脂肪吸引の場合は余分な脂肪がついている部分を脂肪細胞ごと特殊な器具を使用して体外に除去します。体力が落ちる、肌がぼろぼろになる等の心配がなく、一度落としてしまえばリバウンドはなく再び脂肪吸引をする必要がありません。また狙った部位のみを落とすことができますので、バストなど出したい所はそのままで、一日で脂肪を除去できます。万能に思われるかもしれませんが、最初に少し触れたように、脂肪吸引のできる脂肪は皮下脂肪又は外から器具を通せる部位に限ります。内臓の周りにつく内臓脂肪に関しては脂肪を除去できる状態にありませんので注意が必要です。「どちらの脂肪がついているのか?」に関しましては事前のカウンセリングで調べることができます。又、ご自分で目安として調べるには、気になる所を指先でつまんでみてください。しっかりつかめたのであれば皮下脂肪がついております。